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五井野正博士の世界

『雨中の大橋』の中の日本文字の解読C

ゴッホは娼婦と7月13日に結婚していた!!

 ゴッホがシーンと結婚していた事を裏付けるのが、この『雨中の大橋』の画面右上の色紙形や短冊形の文字である。
 日本人なら、この『雨中の大橋』の周りの文字が漢字であると認識出来るので、この色紙形や短冊形の文字もきっと漢字か何かの日本文字なのだろうと期待すると思うが、どうも簡単に判読出来る様な文字に見えないかも知れない。
 これを見た多くの日本人研究家は、「短冊形や色紙形のなかの漢字がほとんどデタラメなのは、元来ゴッホが日本語や漢字を知っていたはずがないだけに、怪しむに足りない」との高名な美術評論家の意見に、ごもっともな意見だと同感するだろう。
 しかし、この『雨中の大橋』の画面下の右にも短冊形中に書かれた文字があり、良く見ると、その文字は広重の「名所江戸百景」のくずし文字を正確に写し取っている事に気づかれるであろう。
 また同じく画面左下の短冊形の文字にも「広重画」というくずし文字がはっきりと読みとれる事から、ゴッホは漢字を正確に写し取っている事が分かるのである。
 ゆえに、この画面右上の短冊形や色紙形の中の文字も、初めからデタラメ文字と決めつけないで、何かの文字の写しか、ゴッホの造語の文字と考えてみる必要がある。
 つまり、何故ゴッホは広重の『大はし阿たけの夕立』の図を正確に『雨中の大橋』の画に模写しているのに、短冊形や色紙形のタイトルをわざわざ画面から外す形で移動させ、しかも新たな短冊形や色紙形のタイトルを、画面の上部の左右に加えているのかと疑問に思い、ゴッホの意図をもう少し考えて見る必要がある。
 そこで、画面右上の色紙形の中の文字を注意して見て欲しい。
 先ず、「長」と読めそうな文字が確認できるだろう。
 「長」という文字は、ゴッホの文字の解読を試みた高名な美術評論家も判読している漢字なので、一般の方も簡単に読めると思う。
 しかし他の文字に関しては、その美術評論家はお手上げだと述べ、結局はゴッホは日本語を知らないと決めつけて、デタラメの文字を書いたという判断を下している。
 しかし、判読できない事を理由としてゴッホに責任を押しつけるのは、研究者としての取るべき態度ではない。
 そもそも小さな色紙形の枠の中に油絵具で慣れない漢字を数文字書くとなると、これはかなり難しい作業で、読みにくくなるのは当然である。
 しかし、ゴッホの意志を何とか読みとる必要がある。

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7月13日の秘密

 そこで、ゴッホは知っている範囲の数少ない漢字で、この絵について何かを表現していると考えて、文字の判読をさらに押し進める事にする。
 先ず「長」の下の文字は一字の漢字に見て、漢字辞典から女偏の似ている漢字を探すと「委」「妻」「妾」という3つ位の漢字しかない。これだと「長」に続けて読んで「長委」「長妻」「長妾」となり、日本語としては意味不詳である。
 そこで今度は、2字の漢字として見ると、何とか「吉女」と読めそうである。 「吉女」とすれば「長」につなげて「長吉女」と読める事になる。
 これなら前述した、この絵の上部側に書かれた4文字の「内人長吉」の「長吉」とピッタリ同じ文字となる。 「長吉」という言葉は、「芸者長吉」という浮世絵から「長吉」という漢字をこの『雨中の大橋』に引用し、「芸者長吉」の図をゴッホ作『タンギー爺さんの肖像』画に取り入れている事は前回に既に述べた。
 「長吉」の後にわざわざ女とつけたのは、「長吉」という言葉が日本では一般的に男性の名称として使われるという事をゴッホが知っているという事を暗示させるものだ。(「雨中の大橋」の上部右から4文字)
 すると「長」の左隣の文字は「内人長吉」の「内」と全く同じ筆跡から「内」という漢字と読める。
 さらに、「内」の左は「火」の様に見え、かろうじて”火(ゴッホは家?のつもり)内長吉女“と読める。
 これは上部側の書かれた「内人長吉」をさらに説明した形で、「火(家)内長吉女」が、『雨中の大橋』の色紙形タイトルとして書かれたと考えると、その対角の位置にある、もう一つの色紙形のタイトルと思われる文字を良く見てほしい。 本来なら左下の短冊形の文字が「広重画」だから、この色紙形の文字は『大はし阿たけの夕立』だろうと考えて当然だが、それにしては文字が少しおかしい。
 右下の短冊形の文字が「名所江戸百景」のくずし文字を忠実に写し取っているにしては、この色紙形の文字から「大はし」という言葉が明らかに消えている感じであるし、「阿たけ」の字も似ていなくて「夕」も7の様で変である。(「大はし阿たけの夕立」の絵はあおぽの352・353号参照) つまり、そこにはタイトル文字の様に見せながら、実は713〜4という数字をゴッホが意識的に書き込んでいるのだ!
 この数字は取りも直さず、ゴッホがシーンを妻にしている事を弟テオに告げた7月6日の書簡の後に出された水曜日付け(コンピューターで曜日から、その当時の月日を計算して7月13日と判明)のテオへの手紙の日にちと偶然に同じである。
 つまり、この7月13日付けの手紙の中でゴッホがシーンと内々に結婚した事をテオに知らせていた。
 この手紙の内容が長文となっている為に7月13日から夜半の14日にかけて書かれたと考えると、まさにピッタリとした数字と見て取れてしまう。
 つまり、この7月13日をゴッホは非常に意識していて、同じくゴッホ作『花咲く梅の木』の左側短冊形のタイトルの中にも7月13日の13という数字を日本語で隠し文字として書いているからである。
 その文字の解読は『花咲く梅の木』の日本文の解読の時に説明するが、ゴッホの『雨中の大橋』と『花咲く梅の木』の2点が、どちらも左下のタイトルに結婚日の日付の文字で関連づけられていたのである。 とくにゴッホは13という数字にこだわっていた様にも思える。


シーンと日本での法定結婚

 そこで何故シーンを長吉に例えて、長吉を家内にした日にちをこの絵の中に書いたのかと改めて説明すると、日本では芸者といっても西洋の娼婦とは違って、世の評価も格も高く、読み書きはもちろん、踊りや絵や和歌の習いも達者でなければならなかった。
 ゆえにゴッホ作『タンギー爺さんの肖像』の背景にある三浦屋の高尾(ゴッホ美術館蔵 ゴッホ浮世絵コレクションNo.289)は伊達藩の殿様が三千両で身請けした程の格式が高かった花魁だが、高尾に恋人がいた為に、殿様の意に従わなかったとして斬り殺されるという歌舞伎のヒロインである。
 その高尾が浮世絵に描かれている。
 ゴッホはこの浮世絵を手に入れる時に、このストーリーを聞いて感動してコレクションしたのであろう。
(絵を買う時に、描かれた人物の名前やどういう人なのかを全く知らないままで買わないだろう)
 そこで前述したように、シーンがゴッホにこの「大はし阿たけの夕立」を与えてくれた事から、この浮世絵を油絵に写して、シーンを日本の芸者に見立ててゴッホの家内にした事を、右上の色紙形のタイトルの中に「火(家)内長吉女」と表現して、さらにその対角上の位置にもう一つの色紙形のタイトルを描き、そこに家内とした日にちを書き込んだと思われるのである。
 つまり、シーンが娼婦のためにゴッホとの結婚に家族、親類だけでなく弟テオまでが反対した事に対し、ゴッホはシーンの名誉を守る為に、西欧人が侮辱する娼婦としてではなく、芸者を高く評価している日本人に、それもゴッホの芸術と心を理解してくれる日本人だけに、シーンとの結婚を宣誓して、シーンとの法定結婚の約束を絵画上の日本に表したとされるのだ。
 さらに驚くべき事は、シーンをこの『雨中の大橋』の絵の中に描いて、この絵の主題にしたのだ。次回に続く。


              
五井野 正 (ごいの ただし) 科学者・芸術家
ウィッピー総合研究所 所長 / ロシア国立芸術アカデミー名誉正会員
スペイン王立薬学アカデミー会員 / アルメニア国立科学アカデミー会員
フランス芸術文化勲章受章
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